アメリカン・エキスプレス・プラチナカード(アメックスプラチナ)とは
世界最大級のクレジットカード会社「アメリカン・エキスプレス」が発行するクレジットカードは、世界各国で高い信頼性を獲得しています。
クレジットカードはランクごとに色分けされており、アメリカン・エキスプレスの場合はグリーン→ゴールド→プラチナ…の順にランクが上がっていきます。
つまりアメリカン・エキスプレス・プラチナカードは、ゴールドカードよりも更にワンランク上のクレジットカードということになります。
一般的に「プラチナカード」と呼ばれているクレジットカードは多いですが、実は日本国内で「プラチナカード」という名称はアメリカン・エキスプレスに商標登録されています。
同様のランクにあたるカードは数あれど、堂々と「プラチナカード」の名を掲げられるのはアメリカン・エキスプレス・プラチナカードをおいて他にありません。
日本のみならず、世界では「ランクの高いカードを持つこと」がステイタスになります。
世界企業であるアメリカン・エキスプレスが発行したプラチナカードを持つことは、それだけで世界に通用するステイタスの持ち主であるという証明にもなるのです。
さらにアメリカン・エキスプレス・プラチナカードには、通常のカードよりも遥かに充実した優待・特典が備わっています。
年会費もそれなりにかかりますが、使い方次第では年会費のコストを補って余りあるほどのベネフィットが得られることでしょう。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードの基本情報
年会費 130,000円+税
追加カード年会費 4枚まで年会費無料
ETC年会費 5枚まで年会費無料(発行手数料1枚850円)
限度額 審査により個別に決定
国際ブランド アメリカン・エキスプレス
海外旅行保険 最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険 最高1億円(利用付帯)
ショッピング保険 最高500万円
ポイント 100円で1ポイント(ポイント還元率0.5%~1.0%)
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードの主な特典
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードは、単なるクレジットカードではありません。
支払いに使うだけでなく、このカードを持っている人間にしか利用できない「特別なサービス」が付随した究極のカードなのです。
面倒な手続きや予約を代行してくれたり、飲食店やホテルでVIP扱いされたり、ワインやギフトの専門家が相談に乗ってくれたり…
プラチナカードを持っていると、アメリカン・エキスプレスがアナタの暮らしを様々な面からサポートしてくれるのです。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードのサービス内容は多岐にわたりますが、今回は特に知っておくべき3つの特典だけをピックアップしてみました。
以下の特典に興味がある方は、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードの作成を検討してみてはいかがでしょうか。
①高級ホテルではVIP待遇
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持っていると、旅行中の宿泊では一切不自由しません。
なぜならこのカードを持っていると、多くのホテルで「上級会員」として扱われるからです。
ありていに言えば、高級ホテルで「VIP待遇」を受けることができるということですね。
通常、高級ホテルでVIP待遇を受けられるのは宿泊日数の多いお得意様や、特定のホテルに高額な年間登録料を支払っている人間だけです。
しかしアメリカン・エキスプレス・プラチナカードの会員は、初めて宿泊するホテルであっても上級会員と同等の待遇でもてなしてもらえるのです。
・最安値での利用料提示
・無料で客室をアップグレード
・客室内でのインターネット無料
・午後4時までのレイトチェックアウトOK
・ウェルカムドリンクの提供
・ウェルカムギフトの進呈
・朝食無料サービス
・手荷物の無料配送
・アーリーチェックインOK
・ホテルごとの特別サービス
・カード更新時に無料宿泊券の提供
ここに挙げたのはアメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持っている方が受けられるサービスのごく一部です。
宿泊するホテルによってサービス内容は異なりますが、アメリカン・エキスプレスと提携しているホテルであれば以上のような特典を享受できます。
②最強の秘書・プラチナコンシェルジュ
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードの特典の中で、最も話題に挙がるのが「プラチナ・コンシェルジュ・デスク」ではないでしょうか。
プラチナ・コンシェルジュ・デスクは、なんと「24時間365日いつでも無料で秘書がついてくれる」という驚愕のサービスなんです。
コンシェルジュは、カードの持ち主が面倒に思うことを幅広く代行してくれます。
それは理想的なレストラン選びだったり、レストランの予約・旅行のプラン設定・交通手段の手配・ギフトの選定・ギフトの注文・入手困難なチケットの手配…などなど。
自分でやったら時間も手間もかかることを、その道のプロが瞬時に、かつ的確にこなしてくれるので非常に頼もしいです。
もしも自分専属の秘書を雇おうと思ったら、月に30万円~40万円かかってしまってもおかしくはありません。
しかしプラチナ・コンシェルジュ・デスクを利用すれば必要最低限の仕事だけを任せられる最強の秘書が、カード年会費の13万円だけで手に入るのです。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードの利用者のなかには、この特典のためだけに入会したという方も少なくありません。
③充実した旅行保険
高級ホテルでVIP待遇が受けられるという特典もそうですが、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードは基本的に旅行関係の特典が充実しています。
旅行保険に関しても非常に手厚く設定されており、旅行中に不慮の事故に遭ってしまった場合には最高で1億円もの保証額がつきます。
特に、海外旅行保険が充実している点には注目したいところですね。
海外の医療費は日本とは比べ物にならないほど高額で、例えばアメリカで骨折して数日間入院したら500万円を超える治療費を請求された…なんて話は珍しくもありません。
その点、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持っていれば障害・疾病治療保険で1000万円まで補償されるので、余程のことが無い限りは安心ですよね。
・海外旅行保険
死亡・後遺障害 最高1億円
障害・疾病治療保険 1000万円
賠償責任 5000万円
救援者支援 1000万円
携行品損害 年間100万円(自己負担3000円)
・国内旅行保険
死亡・後遺障害 最高1億円
入院費用 日額5000円
手術費用 最高20万円
通院費用 日額2000円
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを手に入れる条件は?
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードは、普通に申し込んでも手に入りません。
通常のグリーンカードは公式サイトから審査を出せば作れますが、プラチナカードの申し込みフォームはどこにもないのです。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを作るためには「インビテーション」が必要となります。
インビテーションとは、クレジットカードを一定以上使い続けた方にのみ届く招待状のようなものですね。
つまり、アメリカン・エキスプレスから直接「プラチナカードを作りませんか?」とお誘いが来ない限り、原則としてプラチナカードを持つことはできないのです。
グリーンカードを持つ
↓
一定の条件を満たすとゴールドカードへのインビテーションが届く
↓
ゴールドカードを持つ
↓
一定の条件を満たすとプラチナカードへのインビテーションが届く
↓
プラチナカードが手に入る
例外はありますが、プラチナカードに至るまでの基本的な流れは上記のような感じです。
インビテーションが届く条件は色々ありますが、最も大切なのは「年間100万円以上クレジットカードを使う」ということです。
高額に感じるかもしれませんが、電気代・水道代・食費といった生活費を全てクレジットカード払いにすれば、年間100万円くらいは意外とすんなり届いてしまうと思います。
他にも、年収・勤続年数・勤務先・職業・借金の有無・年齢・家族構成といった条件が審査にかけられるようです。
これらの条件がプラスに働くこともマイナスに働くこともありますが、トータルで「プラチナカードを持つのにふさわしい」と判断されればインビテーションが届きます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持ちたいなら、インビテーションの条件が揃うように色々と工夫してみましょう。
プラチナカードとゴールドカードの違いは?
アメリカン・エキスプレスの場合、ゴールドカードとプラチナカードに利用限度額の差は無いとされています。
ゴールドカードの限度額が300万円に設定されている方なら、プラチナカードにグレードアップしたところで限度額は300万円のままです。
つまり、ゴールドカードとプラチナカードの最大の違いは「受けられる特典」であるということになります。
・24時間365日プラチナコンシェルジェが対応
・一見お断りの店をアメリカン・エキスプレスが予約代行
・高級ホテルで上級会員と同等の扱いを受けることができる
・国内のレストランや高級料亭で優待特典を受けることができる
・ホテルで通常は有料のサービスを無料で受けることができる
・回数制限無しのプレステージ会員になれる
・セカンドオピニオンや優秀な専門医の紹介
・海外旅行保険の限度額がアップ
プラチナカードにあって、ゴールドカードに無いサービスは上記のようなラインナップになります。
細かく挙げればキリがありませんが、プラチナカードはあらゆる点でゴールドカードのグレードアップ版だと考えてOKです。
プラチナカードのデメリットはほとんどありませんが、強いて言えば年会費が高いことですね。
ゴールドカードの年会費が29,000円+税なのに対し、プラチナカードの年会費は130,000円+税…つまり、10万円以上の違いがあるということになります。
特典に年間10万円以上のメリットを見いだせるかどうかが、ゴールドカードからプラチナカードに上げるかどうかの判断基準になるといってよいでしょう。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持つべきなのはこんな人!
・旅行や出張に行く機会が多い方
・手続きや予約が苦手な方
・人気の飲食店に行きたい方
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードは、上記のような条件に当てはまる方にオススメです。
単なるクレジットカードとして使う方にとって年会費130,000円+税は高額なコストですが、旅行や食事に出かけることが多い方にとっては充分に採算の取れる投資額となるはずです。
最もオススメしたいのは旅行や出張に行く機会が多い方ですね。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持っていれば宿泊先で破格の待遇を受けることができますし、何より充実した旅行保険が付いている点にも安心感があります。
そしてプラチナ・コンシェルジェ・デスクの存在も忘れられません。
面倒な手続きや予約を執事がサクッと代行してくれますので、楽なのはもちろん「時間の節約」にも大いに役立つことでしょう。
この特典のためだけに年会費を払っても損は無いと言えるほどです。
今回はあまり触れられませんでしたが、実は「グルメな方」にも人気なのがアメリカン・エキスプレス・プラチナカード。
一見さんお断りのお店や、人気が高くて予約を取るのが難しいお店なども予約代行してくれるので、今まで敷居が高くて行けなかったお店にも足を踏み入れることができます。
このように、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードを持っていれば旅行やグルメといった「大人の趣味」を有利に進めることができるのです。
プラチナカードを作るかどうか迷っている方は、まず「特典を使いこなせるかどうか」を考えてみるのがよいでしょう。