プラチナカードとは?普通のクレジットカードと何が違うのか徹底解説!

クレジットカード

プラチナカードとは?

簡単に言ってしまうと、プラチナカードはクレジットカードの一種です。
多くのクレジットカードにはグレードがあり、プラチナカードはそのなかでも特にハイグレードな一枚とされています。

一般的に、プラチナカードは「ゴールドカード以上」のグレードに設定されることが多いです。
プラチナカードよりも更に上にブラックカードが存在する場合もありますが、カード会社によってはプラチナカードを最上位に置いているところも珍しくありません。
つまりプラチナカードは、数あるクレジットカードのなかで上から1番目~2番目に高いグレードを持つカードということになります。

では、通常のクレジットカードとプラチナカードは一体何が違うのでしょうか。
異なる点は山ほどありますが、会員にとって最も大きく感じられる違いは「特典内容」ではないかと思います。

そもそもクレジットカードは支払いに使うためだけのツールでなく、なんらかの特典が付帯していることが一般的です。
お買い物をするとポイントが2倍ついたり、ポイントをマイルに変換できたり、特定のショップで優待割引を受けられたり…
そういった特典が、一般枠のカードとはケタ違いに豪華に設定されているのがプラチナカードの特徴です。

プラチナカードの特典は、例えば「高級ホテルでVIP待遇を受けられる」「コンシェルジェが雑務を代行してくれる」「一見さんお断りの老舗飲食店に入れるようになる」などなど…
もちろん今挙げたのはプラチナカードに付帯しているサービスのごく一部で、なかにはさらに驚くような特典が付帯しているカードもあります。
プラチナカードは単なるクレジットカードとは違い、持っているだけで上流階級のような暮らしをサポートしてくれる夢のカードなのです。

プラチナカードは3タイプに分けられる!

ひとくちにプラチナカードといっても、発行しているカード会社によって使い勝手が大きく変わります。
特典の豪華さを重視しているプラチナカードや、年会費の安さを重視しているプラチナカードなど、同じプラチナカードでも特徴が大きく異なるのです。

そこで今回は、国内で発行できるプラチナカードの特徴を3タイプに分けて解説していきたいと思います。
大抵のプラチナカードは以下3タイプのいずれかに当てはまりますので、自分が作りたいプラチナカードはどのタイプに分類されているのかチェックしてみてください。

①富裕層向けプラチナカード

「プラチナカード」と聞いて多くの人が最初に想像するのは「富裕層向け」のカードではないでしょうか。
富裕層向けプラチナカードは、通常のクレジットカードではあり得ないような豪華な特典を多数備えたリッチな一枚です。

このタイプのプラチナカードは、年会費が非常に高いのが特徴です。
最近では年会費無料のクレジットカードも増えてきていますが、富裕層向けのプラチナカードは最低でも年会費5万円以上はかかります。
さらにステイタスの高いプラチナカードとして有名な「アメックスプラチナ」などになると、年会費だけで13万円にもなります。

ただ、年会費を補って余りあるだけのベネフィットがあるのが富裕層向けプラチナカードの魅力。
富裕層向けプラチナカードの会員になると、ホテルや空港ではVIP待遇が受けられるようになり、一般人は入ることすらできない高級ラウンジを自由に利用できるようになります。
他にもカード会社から数万円分のギフトが送られてきたり、一流レストランでは裏メニューやウェルカムギフトを用意してもらえたり…あまりに豪華な特典が多過ぎて、ここで全て語りきることはできません。

カードの種類によって内容は異なりますが、使い切れないほど豪華な特典が満載されているのはどのカードも同じです。
また3タイプの中で最もステイタスが高いのも富裕層向けプラチナカードなので、上流階級としての暮らしをスタートさせたい方にはぜひ持っておいてもらいたい一枚です。

②庶民派プラチナカード

以前はプラチナカードというと「大金持ちしか持てないクレジットカード」という印象でした。
しかし最近では普通のサラリーマンでも持てるリーズナブルなプラチナカードが次々と登場し、プラチナカードの所有者層も大きく広がってきています。

庶民派プラチナカードの年会費は、安いものだと2万円台からあります。
富裕層向けプラチナカードだと年会費が10万円を超えることも珍しくないので、比べるとかなり安く感じますね。

年会費の安さからあえて「庶民派」と形容しましたが、庶民派プラチナカードにもなかなか豪華な特典が付帯しています。
世界1200ヵ所以上に用意された空港VIPラウンジを利用できるようになったり、コンシェルジェが雑務を代行してくれたり、海外・国内旅行保険が充実していたり…とサービス内容の手厚さはさすがプラチナカードといった感じです。
さすがに富裕層向けプラチナカードほど豪華ではないものの、一般家庭が持つクレジットカードとしては充分すぎるほどのサービスを受けることができるのです。

また、庶民派プラチナカードは富裕層向けに比べて作りやすいというメリットもあります。
富裕層向けクレジットカードはカード会社から招待されない限り作れないことが多いのですが、庶民派プラチナカードの中には自分から申し込むだけで発行してもらえるものもあります。
審査基準もわりと易しめに設定されているため、年収300~400万円台の一般家庭でも発行できる可能性は低くないでしょう。

③提携プラチナカード

富裕層向け・庶民派という分類とはベクトルが違うのですが、プラチナカードの中には「提携カード」というタイプがあることも知っておきましょう。
提携カードはその名の通り「カード会社が他の会社と提携して発行されるカード」です。

カード会社は幅広いジャンルの企業と提携しており、提携先は航空会社・石油会社・自動車メーカー・小売業など様々です。
一般家庭にも馴染み深いところでいうと、クレジット機能のついた「ファミマTカード」などは提携カードの最たるものですね。
大手コンビニ「ファミリーマート」と、カード会社「ポケットカード株式会社」が提携して生まれたのがファミマTカードなわけです。

プラチナカードにもこうした提携カードが多数存在しており、「提携先の特典が使える」という大きなベネフィットを持つカードとして人気を集めています。
例えば、日本航空とカード会社が提携した「JALアメックスプラチナ」ならエアライン系の特典が手厚い…というようなイメージですね。
また「提携先で使うとポイントが貯まりやすい」「提携先で割引サービスを受けることができる」というのは多くの提携プラチナカードに共通した特徴です。

提携プラチナカードは、プロパーカードに比べると年会費が安いことが多いのも魅力のひとつですね。
どちらかといえば「庶民派プラチナカード」に近いカードなので、初めてプラチナカードを作る方の選択肢としてはアリだと思います。

プラチナカードの作り方は大きく分けて2種類!

プラチナカードは、通常のクレジットカードよりも発行の難易度が高めに設定されています。
審査そのものが厳しいことは当然ですが、それ以前に通常の手順では「申し込みすらできない」というプラチナカードも少なくないのです。
カード会社の公式サイトから申し込みフォームすら見つからず、困惑した経験のある方もいるのでは?

では、プラチナカードはどのような手順を踏めば作ることができるのでしょうか。
ここからは、プラチナカードの作り方を大きく2種類に分けて解説していきたいと思います。

①インビテーション制

プラチナカードを作るためには「インビテーション(招待)」が必要となることがあります。
要するに、カード会社から「プラチナカードを作りませんか?」とお誘いされない限りは作れないプラチナカードがあるということですね。

インビテーションは誰にでも届くわけではなく、主に同じ系列のカードで多額の利用歴がある会員に届きます。
まずはプラチナカードよりもグレードが1~2段階低いカードを発行し、それを使って年間数百万円の買い物をする…というのがインビテーションを獲得する基本のやり方です。

インビテーションが届くたびにゴールド→プラチナ→ブラック…と一段階ずつグレードアップさせていくイメージですね。
できるだけプラチナカードに近いグレードのカードから始めるのが手っ取り早いので、インビテーション無しで作れる場合はゴールドカードから始めるのがよいでしょう。

注意すべきポイントは、インビテーションの届く基準はカード会社によって大きく異なるということです。
数十万円程度しか使っていないのにインビテーションが来たという方もいれば、年間300万円超えの利用額があるのになかなかインビテーションが届かないという方もいます。

条件が社外秘となっているため詳しいことはわかりませんが、グレード・職業・年収・クレヒスなどの要素がインビテーションに影響を与えていることは間違いありません。
利用額を増やすことは確かにインビテーションの最低条件ですが、カードを使い込んでいれば必ず届くというわけではないことも頭に入れておきましょう。

②申し込み制

最近は「申し込み制」のプラチナカードも徐々に増え始めてきました。
申し込み制のプラチナカードはインビテーションを必要とせず、自分からカード会社に申し込むだけで簡単に作れてしまいます。

プラチナカードを作るために数百万円単位のお買い物をしなくても良いので、申し込み制の方が発行までのハードルが低めです。
申し込み制のプラチナカードは、インビテーション制のプラチナカードよりも特典が少なめですが、そのぶん年会費などのコストも低いので初心者向けのプラチナカードだといえます。

インビテーションがいらないとは言っても、通常のクレジットカードと同じように「審査」はあります。
年収・職業・クレヒスなど数十項目をチェックされ、一定の基準に達していない限りは発行されません。
申し込み制はあくまで「誰でも申し込める」というだけであって、誰でも必ず作れるというわけではないということを頭に入れておきましょう。

申し込み制プラチナカードの審査は、一般的にはインビテーション制よりも易しいといわれています。
ただし、安定した収入があること・しっかりした職に就いていること・クレヒスに傷がついていないこと…といった審査ポイントは基本的に同じです。

インビテーション制・申し込み制のプラチナカードを比較してみた

インビテーション制・申し込み制のプラチナカードの違いは、ただ「発行の方法が違う」というだけではありません。
多くのプラチナカードは、インビテーション制・申し込み制のどちらに属するかで特典内容や年会費などにも大きな差が生じるのです。

一部の例外を除いて、インビテーション制のプラチナカードの方がステイタスが高いとされています。
特典内容が豪華で、審査基準が厳しく、年会費も高額になるのが多くのインビテーション制カードに共通する特徴です。
同じ「プラチナカード」という括りでも、申し込み制のプラチナカードはインビテーション制よりも庶民派寄りになることが多いのです。

ここでは、インビテーション制・申し込み制の両方のプラチナカードの実例を挙げて比較していきます。
実際の特典内容・年会費・審査基準などを見てもらえば、インビテーション制・申し込み制の傾向の違いがイメージしやすいかと思います。

インビテーション制のプラチナカード例

例:アメックスプラチナ(アメリカン・エキスプレス・プラチナカード)

年会費 130,000円+税
インビテーション 必須
カード利用実績の目安 年間100万円以上
必要な年収の目安 1000万円
審査難易度 厳しい
特典の傾向 豪華でジャンルが幅広い

プラチナカードの代表格ともいえる「アメックスプラチナ(アメリカン・エキスプレス・プラチナカード)」は典型的な富裕層向けプラチナカードです。
年会費は130,000円+税とかなり高額に設定されており、インビテーション獲得に必要な年収の目安は1000万円だとも言われています。
アメックスプラチナに限らず、「敷居も年会費も高い」というのがインビテーション制プラチナカードの特徴だといえるでしょう。

さらに、ステイタスの高いカードほどインビテーション獲得までには時間がかかるものです。
上記に「カード利用実績の目安 年間100万円以上」とありますが、これはアメックスで年間100万円以上使えば必ずインビテーションを獲得できるという意味ではありません。

年間100万円以上の利用を数年間に渡って続ければインビテーションが「くるかもしれない」という、あくまで最低条件でしかないのです。
アメックスプラチナのインビテーションを獲得するまでに5年近くもかかったという方もいるくらいですので、アメックスプラチナ等の高ステイタスカードを手に入れたいなら根気が必要になります。

それだけ手に入れるのに苦労するカードですから、特典内容はかなり豪華なものになっています。
1食2万円以上もかかるような一流レストランのコースメニューが1人分無料になったり、通常3万円のスポーツクラブ入会費が無料になったりと破格の待遇です。
年会費などのコストは高くとも、使い方次第では年会費の何倍ものベネフィットが得られるのがインビテーション制プラチナカードの凄いところです。

②申し込み制

例:MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス

年会費 20,000円+税
インビテーション 必要無し
カード利用実績の目安 実績なしでも可
必要な年収の目安 200~300万円
審査難易度 易しい
特典の傾向 トラベル系が手厚い

「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス(以下:MUFGカード)」は典型的な庶民派プラチナカードです。
インビテーション不要の申し込み制カードとなっており、国際ブランドこそアメックスですがプロパーのアメックスプラチナとは全く違った性質の一枚になっています。
このように申し込み制は、MUFGカードのように庶民派プラチナカードが多い傾向にあります。

分かりやすい違いとして、まず年会費がケタ違いですね。
アメックスプラチナの年会費が130,000円+税なのに対し、MUFGカードの年会費はわずか20,000円+税…その差は実に11万円にも及びます。

さらに審査基準もインビテーション制プラチナカードに比べてかなり易しくなっています。
MUFGカードの場合は年収200万円台でも審査に通ったという方がおり、なかには「MUFG系列での利用実績ゼロ」で審査に通ったという声もありました。
申し込み制プラチナカードには、高額な年収や利用実績が無くとも発行できてしまうカードが存在するのです。

富裕層向けのカードに比べると圧倒的にハードルが低いのが申し込み制プラチナカードの魅力です。
そのぶん特典内容は少なくなっていますが、それでも年会費の元を取るくらいの目標なら余裕で達成できてしまうことでしょう。

またMUFGカードの場合は「トラベル系の特典が手厚い」というように、申し込み制はカードごとに特色が出る傾向にあります。
特典を上手く使いこなせるよう、自分の生活スタイルに合ったプラチナカードを選ぶとよいでしょう。

初めての方にもオススメできるプラチナカード

プラチナカードと聞くと、「よっぽどお金持ちしか持てないんじゃないの?」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
確かに一昔前までプラチナカードはインビテーション必須のものがほとんどでしたし、一般人では簡単に手に入れることのできない憧れの象徴でした。

しかし近年、一般人でも簡単に手に入れることのできるプラチナカードが続々と登場していることも事実です。
実際、インビテーション必要なし・利用実績なしでOK・年収200万円台でも発行可能といったハードルの低いプラチナカードが一般家庭でも人気を博しているのです。

そこで今回は、数あるプラチナカードの中でも特に「初心者向け&庶民派」なカードだけを選別してご紹介しようと思います。
以下のプラチナカードは一般人でも気軽に作れるものばかりですので、プラチナカードに興味をお持ちの方はぜひチェックしてみてください。

JCBプラチナカード

年会費 25,000円+税
インビテーション 必要無し
入会条件 25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
必要な年収の目安 300万円
審査難易度 やや厳しめ
特典の傾向 ジャンルが幅広い

JCBプラチナカードは、日本唯一の国際ブランド「JCB」が発行しているプラチナカードです。
年会費25,000円+税という低コストでプラチナカードが持てるとあって申し込みの絶えない人気の一枚です。

インビテーションは必要なく、入会条件も「25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」と難しくはありません。
ただJCBは過去の利用実績を重視する傾向があるため、一度でもクレヒスに傷がついた経験のある方は一気に不利になります。
どうしてもJCBプラチナカードを取得したい方は、一般枠のJCBカードである程度の利用実績を作っておくと審査に通過する可能性が上がるでしょう。

年会費は割安ですが、JCBプラチナカードは特典内容が幅広いのが魅力です。
プラチナ・コンシェルジェデスクはもちろん、トラベル系・グルメ系・ホテル系など様々な特典がバランス良く組み込まれています。
様々なプラチナカードの「いいとこ取り」をしたようなカードなので、色々な特典をまとめて楽しみたい方にはもってこいの一枚です。

ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Card

年会費 50,000円+税
インビテーション 必要無し
入会条件 基準非公開
必要な年収の目安 500万円
審査難易度 厳しめ
特典の傾向 非常に豪華

「ラグジュアリーカード」とは、アメリカで誕生した富裕層無けクレジットカードです。
3段階のグレードがあり、チタンカード→ブラックカード→ゴールドカードの順にステイタスが高くなっていきます。

今回ご紹介するのは、ラグジュアリーカードの中で最もグレードの低い「チタンカード(Mastercard Titanium Card)」です。
券面が金属のチタンで出来ているのでチタンカードと呼称されていますが、グレードとしては他社のプラチナカードと同じくらいですね。

年会費50,000円+税、年収は最低でも500万円以上…と、発行までのハードルはやや厳しめのチタンカード。
しかしチタンカードはラグジュアリーカードの中で唯一インビテーションを必要とせず、また高いハードルに見合うだけのインビテーションを備えた一枚でもあります。
特典内容がプロパーのアメックスプラチナ等に匹敵するほど豪華なので、インビテーションなしで手に入るカードとしてはラグジュアリーカードのチタンが最もステイタスの高いカードだといえるかもしれません。

三井住友プラチナカード

年会費 50,000円+税
インビテーション 必要無し
入会条件 30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
必要な年収の目安 500万円
審査難易度 普通
特典の傾向 国内旅行に役立つ

三井住友プラチナカードは「三井住友カード株式会社」が発行しているプラチナカードです。
国際ブランドはVISAやMastercardですが、発行元は日本の企業となっています。

入会条件が「満30歳以上」とやや高めに設定されてはいますが、会員からは「審査基準はそれほど厳しくない」とも言われています。
つまり、30歳以上・安定した収入があること・年収500万円以上・クレヒスに傷がないことの4点さえクリアできれば、高い確率で審査を通過できるプラチナカードだといえるでしょう。

特典内容に関しては、やや「国内旅行」に適したものが多くなっています。
国内の提携ホテルで使えるルームアップグレード・都市部の一流レストランで使えるプラチナグルメクーポン・USJのアトラクション優待サービスなどなど…
日本各地を旅行するのが趣味という方にとっては、非常に使いどころの多いカードになること請け合いです。

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス

年会費 20,000円+税
インビテーション 必要無し
入会条件 20才以上で、ご本人に安定した収入のある方
必要な年収の目安 200~300万円
審査難易度 やさしめ
特典の傾向 コスパが良い

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス(以下:MUFGプラチナ)は、三菱UFJニコスが発行しているプラチナカードです。
インビテーションの必要が無く、年収が低めの方でも審査に通りやすい初心者向けのプラチナカードだといえるでしょう。

MUFGプラチナの年会費は、国内プラチナカードの中でも最安値クラスの20,000円+税に設定されています。
プロパーのアメックスプラチナが年会費130,000円+税なので、月に11万円も安いコストでアメックスのサービスを利用できるということになります。
「プラチナ・コンシェルジェ」などアメックスプラチナと共通したサービスも多いため、狙う特典によってはかなりコスパの良い一枚になるはずです。

また、トラベル系の特典が非常に充実しているのもMUFGプラチナの魅力です。
「手荷物預かりサービス」「コート預かりサービス」「手ぶらチェックイン」など、痒い所に手が届く便利な特典が満載です。

プラチナカードにはどんなサービスがある?

プラチナカードには、一般枠のクレジットカードとはケタ違いの特典が付帯しています。
特典の内容は「トラベル系が充実している」「ポイント優待が手厚い」など、カードによって傾向が違います。
そのカード独自の特典が入っていることもあるため、プラチナカードを作るならお好みの特典が付帯しているものから優先して選ぶと良いでしょう。

また、多くのプラチナカードに共通して付帯している特典もあります。
細かい内容は異なりますが、プラチナカードの特典はトラベル系・ホテル系・グルメ系など大まかなジャンルに分けられるのです。

そこで、ここではプラチナカードに付帯していることの多い「主要なサービス内容」について簡単に解説していきます。
以下の特典は多くのカードに共通している内容ですので、プラチナカード選びの基準として役立つはずです。

ホテルのアップグレード

プラチナカード会員は、国内外の宿泊施設で「部屋のアップグレード」を行ってもらえる可能性があります。
例えば1泊2万円の部屋を予約したとして、チェックイン時のデポジットでプラチナカードを提示すると宿泊料金はそのままにワンランク上の部屋に通されることがあるのです。

ただし、注意してもらいたいのは「必ずグレードアップされるわけではない」ということです。
ランクの高い部屋が満室ならグレードアップはできませんし、さらにステイタスの高い上級会員が同じ日に宿泊していた場合はそちらが優先されるはずです。
部屋のグレードアップはあくまで提携ホテルの厚意で行われるものなので、部屋のグレードが変わらなかったからといって文句をつけることはできません。

ホテルのアップグレードを狙うなら、できるだけ高ステイタスのプラチナカードを持つのが良いでしょう。
年会費の安いプラチナカードは影響力が弱く、アメックスやダイナースのプラチナカード会員に負けてしまうため優先順位も後回しになってしまいます。
アメックスやダイナースですら部屋がアップグレードされるかどうかは運次第なので、この特典に関しては過度に期待しすぎないほうがいいかもしれません。

医療相談

プラチナカードに多く付帯しているサービスのひとつが「医療相談」です。
健康面に関して気になることがあれば医療スタッフに直接電話することができ、対処法や病院に行ったほうが良いかどうかなどを聞くことができます。

カード会社にもよりますが、多くは24時間対応&無料相談OKなので気軽に使えるのがこの特典の魅力です。
病院に行くほどではないけど、放っておくのは何となく不安…といった症状や怪我を抱えながら生活している方は多いと思います。
そんなとき、プラチナカード会員なら不毛に悩むことなく専門家に相談できるのですから安心ですね。

ただし、医療相談はあくまで電話越しなので過信しすぎるのも危険です。
いくら専門家でも電話越しに症状を聞いているだけでは、完璧に病名を言い当てられるわけではありません。

実際には自然治癒するような症状でも病院に行くよう指示されたり、逆に早急に治療が必要な症状を問題なしと判断されてしまう恐れもあります。
プラチナカード特典の医療相談は、あくまで健康状態を見極めるための「目安」だと割り切って利用することをオススメします。

トラベルサービス

プラチナカードの醍醐味ともいえるのが「トラベル系」のサービスです。
空港VIPラウンジの利用権・旅行保険・手荷物配送無料サービスなど、旅行を充実させるための特典はほとんどのプラチナカードに付帯しています。

トラベル系のサービスを重視してプラチナカードを選ぶなら、特に注目してほしいのが「プライオリティ・パス」が付いているかどうかです。
プライオリティ・パスは世界130ヵ国以上で使用できる「空港VIPラウンジの利用権」のようなものです。

プラチナカードを持っていなくとも、プライオリティ・パスに加入することは可能です。
しかし通常ルートからプライオリティ・パスに加入する場合、最も安いスタンダード会員でも99ドル(約11,000円)、プレステージ会員だと399ドル(約44,000円)の年会費がかかってしまいます。

特定のプラチナカードを持っていれば、この11,000円~44,000円もの年会費が「無料」になるのですから使わない手はありません。
プライオリティ・パスは年会費やサービスによってグレードが分けられていますが、プラチナカードを持っていれば一番上のプレステージ会員、もしくは次にグレードの高いスタンダード・プラス会員になれることがほとんど。
旅行や出張で世界各国を飛び回っている人には特に好評を博しています。

コンシェルジェサービス

「コンシェルジェサービス」を目当てにプラチナカードを作る方も多いです。
コンシェルジェは私設秘書のような存在で、プラチナカード会員のために様々な雑務を代行してくれる頼れる存在です。

頼める内容は、飛行機や新幹線のチケット取得・ホテルの空室探しや予約手続き・条件に合ったレストラン探し・人気商品の在庫確認・プレゼントの手配などなど…
どこまでやってくれるかはカード会社の裁量しだいですが、簡単な予約手続き程度なら大抵のところは対応してくれるでしょう。

アメックスプラチナやダイナースプレミアム等の高ステイタスカードになれば、もう少し無茶なお願いでも聞いてもらえることがあります。
「リストに挙げた人全員に年賀状を送っておいてくれ」「○○に行くから旅行プランを練っておいてくれ」「一見さんお断りの店に許可を取っといてくれ」なんて頼み事が通ったという方もいるくらいです。
また、難易度の高い頼み事はカードの合計利用金額が高い方ほど通りやすいとも言われています。

そしてもうひとつ気になる情報が…
実はプラチナカード会員の間で、コンシェルジェサービスを上手く使っていると「ブラックカードのインビテーションが来やすい」とまことしやかに語られています。

コンシェルジェを経由してレストラン予約などを取ると、レストラン側は「カード会社のおかげで客が来た」と判断し、カード会社との連携をより強めます。
そうなると会員は「カード会社にとって有益な人物」と判断されやすくなり、さらなるカード利用を促すためにブラックカードのインビテーションが届くというわけです。
このあたりはカード会社によって対応も違うので「かもしれない」という程度のものですが、いずれブラックカードを作りたいならコツのひとつとして頭に入れておいても良いでしょう。

ビジネスマンにこそプラチナカードは必須!

プラチナカードの特典は、トラベル系・ホテル系・グルメ系・エンタメ系など趣味に関わることも多いかと思います。
そのためプラチナカードは「富裕層が遊ぶために持つもの」だと思っている方も多いようなのですが…その考えはちょっと待ってください!

当サイトでは、むしろプラチナカードは「ビジネスマン」にこそ向いていると提唱します。
実際、プラチナカードを上手く使いこなしている方の多くは「遊び」のためだけに使っているわけではなく、その特典を「ビジネス」に役立てているのです。

例えばトラベル系・ホテル系の特典は出張時に大きく役立つことでしょう。
グルメ系・エンタメ系の特典は接待や交流に使えますし、そうしてビジネスに役立てているうちにポイントもザクザク貯まっていくことでしょう。
出張や仕入れなどにプラチナカードを使えば、少ないコストで大きな利益を生み出すことだって可能になるわけです。

毎日忙しく働くビジネスマンや、さらに事業の拡大を目指す経営者にこそプラチナカードは使いこなしてほしいものです。
プラチナカードは遊びのためでも、決済のためだけのクレジットカードでもなく、デキるビジネスマンの仕事を円滑に進めるためのビジネスツールになり得るのです。
ビジネス関連の出費が多い方は、ぜひともプラチナカードに付帯した豊富なサービスを使いこなしてみてください!

プラチナカードには年会費に見合った価値がある!

プラチナカードには、通常のクレジットカードとはケタ違いの特典が付帯していることがお分かりいただけたでしょうか。
確かに「入会金・年会費無料!」を謳っているようなカードに比べるとコストは高いですが、それを補って余りあるベネフィットがあることも事実です。

今回の記事の総評として、「プラチナカードには年会費に見合った価値がある!」と断言しておきましょう。
実際のプラチナカード会員たちの中には、年会費の数倍ものベネフィットを得ている猛者も少なくはないでしょう。

ただし、プラチナカードは使わなければ意味がありません。
確かに「持っているだけでもステイタスになる」なんて言いますが、持っているだけでは年会費が出ていくばかりで損をしてしまいます。
プラチナカードを活かしたいなら、しっかりと「使い込む」ことが何よりも重要になるのです。

例えばポイント還元率の高い「ダイナースプレミアム」であっても、年間数十万円を使う程度なら年会費の元も取り返せないでしょう。
ダイナースプレミアムの年会費が130,000円+税なので、ポイントだけで元を取るには年間650万円以上はカードを使わなければならないのです。

もともとプラチナカードは富裕層向けのカードだけあって、どのカード会社も「サービスの質の高さ」を重視しています。
年会費の高さはサービスの質の高さに起因するものなので、せっかくの特典を活用しない限りは持つ意味が全く無いとさえ言えるのです。

プラチナカードに興味を持ったなら、必ず「自分ならサービスを使いこなせるか?」ということを考えてから作るようにしましょう。
無理に年会費の高いプラチナカードを作るのではなく、「自分のレベルに合ったプラチナカード」を選択することをオススメします。

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