楽天ブラックカードを徹底分析!色はブラックなのに本当はプラチナカード!?

クレジットカード

楽天ブラックカードとは

今、日本で最も多く流通しているクレジットカードのひとつが「楽天カード」です。
国内最大手のネットショップ楽天市場を始めとして、楽天トラベル・楽天ブックス・楽天銀行など幅広い事業を手掛ける大企業「楽天グループ」が発行しているクレジットカードですね。
ポイント還元率の高さや申し込みのし易さなどが功を奏し、今や楽天カードは顧客満足度No1となっています。

庶民派クレジットカードの印象が強い楽天カードですが、実はちゃんと富裕層向けのハイクラスなカードが存在します。
通常のカードよりも待遇が手厚く、黒い券面がゴージャスに光る「楽天ブラックカード」です。

「ブラックカード」という名称がついてはいますが、楽天ブラックカードは他社でいうところの「プラチナカード」に相当します。
カードが黒いのでブラックカードと呼ばれているだけで、よーく見ると券面にもちゃんと「Platinum(プラチナ)」の文字が刻印されているのです。

プラチナクラスのカードなので、楽天ブラックカードを持つためにはそれなりのコストがかかります。
しかしコストを補えるだけのベネフィットもしっかりとありますので、使い方次第では充分に年会費の元を取ることも可能でしょう。
楽天カードだけあって年会費は比較的安い部類に入りますし、低コスト&ハイリターンなカードをGETしたい方にオススメしたい一枚です。

楽天ブラックカードの基本情報

年会費 30,000円+税
追加カード年会費 家族カード無料(2枚まで)
ETC年会費 無料
限度額 300~1000万円(審査により個別に決定)
国際ブランド マスターカード、JCB
海外旅行保険 最高1億円(自動付帯)
国内旅行保険 最高5000万円(自動付帯)
ショッピング保険 最高300万円(利用付帯)
ポイント 100円で1ポイント(ポイント還元率1%)

楽天ブラックカードの主な特典

楽天ブラックカードには、通常の楽天カードとは異なる様々なサービスが付帯しています。
もともとポイント還元率の高さなどから人気の楽天カードですが、楽天ブラックカードともなれば優待内容はさらに豪華になるのです。

一般枠の楽天カードの場合、得られるベネフィットは「提携先でカードを使うとポイント倍増」といった間接的なものがほとんどです。
しかし最高ランクの楽天ブラックカードなら、「空港VIPラウンジ利用OK」「手荷物宅配サービス」「コンシェルジェサービス」など目に見えるサービスも多くなるのです。
お手持ちの楽天カードをブラックにランクアップするだけで、今までのカードとは一味も二味も違う上流階級のサービスを堪能することができるようになることでしょう。

また、楽天カード最大の持ち味である「ポイント還元率の高さ」はブラックカードになってさらに強化されています。
楽天カードにおける基本のポイント還元率は1%(100円で1ポイント)となっていますが、楽天ブラックカードならポイント還元率が6%以上になることも珍しくないのです。
消費税分くらいなら軽く取り返せてしまうので、普段から楽天ブラックカードを使い続けていれば年間で抑えられるコストは相当な額になることでしょう。

その他、ここでは楽天ブラックカードの気になる特典についていくつかまとめてみました。
以下の特典内容をさらに詳しく知りたいと感じた方は、楽天カードの公式サイトの方もチェックしてみてください。

①プライオリティ・パス無料

楽天ブラックカードの特典の中でも、特に豪華なのが「プライオリティ・パス無料」という特典です。
プライオリティ・パスは世界各国の空港VIPラウンジが自由に使えるようになるサービスですね。

カードを経由せずにプライオリティ・パスへ入会しようとすると、年会費だけでも399ドル(約44,000円)がかかってしまいます。
楽天ブラックカードの年会費は30,000円+税ですから、これだけでも年会費の元が取れていることになりますね。

空港VIPラウンジは世界各国にあり、サービス内容は場所によって異なりますが「上質な滞在時間を過ごせる」という目的はどこも共通しています。
ゆったりとしたソファに座り、音楽を聴いたり、インターネットをしたり、お菓子や飲み物を楽しみながら離陸までのひとときを過ごせるワンランク上の空間…それがVIPラウンジです。
本来なら航空会社の上級会員やファーストクラス搭乗客が利用するような部屋ですが、楽天ブラックカードさえ持っていればこの空間を自由に出入りできるようになるんです。

他社のプラチナカードにもプライオリティ・パス無料の特典が付いていることはありますが、楽天ブラックカードの凄いところは「同伴者2名まで無料」でVIPラウンジに入れることです。
同伴者2名までプライオリティ・パス無料にしているカードだと他には「アメックス・センチュリオン」などがありますが、こちらは年会費350,000円+税とケタ違いのコストがかかります。
楽天ブラックカードならこのレベルの特典を年会費30,000円+税で享受できると考えると…やはりこのカードは、庶民にとってはかなり強い味方という感じがしますね。

②ポイント還元率の高さがもはや異常

楽天カードは、どのランクでも「ポイント還元率が高い」ことで好評を博しています。
通常のお買い物でも100円で1ポイントつきますし、楽天市場を始めとしたグループ内・提携先でのショッピングではポイント2倍~3倍となることも珍しくありません。

そのうえ楽天ブラックカードともなれば、一般枠のカードが霞むほどのポイント還元率が期待できるのです。
ポイント還元率を高くする方法はいくつもありますが、最もお手軽なのは「楽天市場・楽天ブックスで楽天ブラックカードを使う」という方法。
たったこれだけのことで、楽天ブラックカードはなんと「ポイント6倍」になります。

さらに「楽天銀行で引き落とす」ことでポイント還元率が+1倍されるため、合計で「ポイント還元率7%」という脅威の数値を叩き出します。
この他にも楽天にはポイント還元率を高める裏技が山ほど存在しており、例えば「楽天ブックス&koboで月2,000円以上お買い物」でも還元率+1なので「ポイント還元率8%」も容易に達成できます。

楽天ブラックカードの愛用者のなかには、「楽天トラベル利用」「楽天ビューティの予約」といった還元率UPの裏技を多用し、なんと「ポイント還元率14%」を達成した猛者も。
さらにさらに!楽天市場で定期的に開催されている「楽天スーパーセール」を狙えば、「ポイント還元率18%」という他ではちょっと聞いたことが無いレベルの還元率に届くこともあります。
このように楽天ブラックカードは、他社カードと比べても異常なほどのポイント還元率の高さを誇るカードですので、バンバンお買い物をしてポイントを溜めていきたいタイプの方にはオススメです!

③楽天ブラックカードトラベルデスク

海外旅行に行くときに活用したいのが「楽天ブラックカードトラベルデスク」。
楽天ブラックカードトラベルデスクは世界30ヵ国に現地デスクを置く海外旅行サポートセンターです。
デスクはニューヨーク・ミラノ・ハワイ・パリといった主要観光地に置かれているのも嬉しいところですね。

楽天ブラックカードトラベルデスクは、海外旅行中に起こった様々なトラブルの相談役になってくれます。
例えばパスポートを無くしてしまったり、荷物を盗まれてしまったり、体調を崩してしまったり、言葉が通じなくて困ったり…
そういった海外旅行でありがちなトラブルに、どうすればいいか的確なアドバイスをしてくれるのが楽天ブラックカードトラベルデスクの役割です。

また特に困っているわけではなくとも、観光情報を聞いたり現地レストランの予約代行を行ってくれたりするのも楽天ブラックカードトラベルデスクの魅力。
いわば海外旅行専門のコンシェルジェサービスのようなものなので、海外旅行中に気になることや困ったことがあったら気兼ねなく頼ってみるとよいでしょう。

④ANAマイルを貯めるのにも最適!

楽天ブラックカードはANAマイルを貯めるのに適したカードとしても注目されています。
というのも実は、楽天スーパーポイントは2ポイントは、1マイルと交換することができるからです。

上記でもご説明した通り、楽天ブラックカードを使うと最大18倍でポイントを貯めておくことができます。
この還元率で貯めたポイントをマイルに変換することができるので、普通のカードとは比較にならないスピードでザクザクと貯まっていくのです。

驚くべきことに、楽天スーパーポイントをANAマイルに変換するのに手数料は一切かかりません。
手数料としてムダなポイントを削られることがないので、ANAマイルを貯めたい方も遠慮なく楽天市場でお買い物ができるわけです。
ただでさえお得な「楽天スーパーセール」でマイルまで貯まっていくと考えると…もはや普通のお店で買い物するのが勿体なく思えてきてしまいますね。

楽天ブラックカードを手に入れる条件は?

楽天ブラックカードは使えば使うほどお得になっていく夢のようなカードですが…このカードを持つためには、ひとつだけ障害を超えなくてはなりません。
それは、楽天ブラックカードが「インビテーション制」のクレジットカードであるということです。

インビテーションとは日本語で「招待」を意味する言葉です。
つまり楽天ブラックカードは、カード会社から「楽天ブラックカードを作ってみませんか?」というお誘いが来ない限りは作れないカードということになります。
こちらから楽天に申し込んでもお断りされてしまいますので、楽天ブラックカードが欲しいならまずはインビテーションを獲得する必要があります。

プラチナカードの中では割と庶民派なカードですが、楽天ブラックカードのインビテーション基準は意外に厳しいとも言われています。
年間200万円~300万円の利用額があり、かつ利用額の高さを数年間に渡って維持し続ける必要があるらしく、最近になってから楽天カードを使い始めた方にはなかなかインビテーションが届きません。
一般枠の楽天カードを作ってから2年でインビテーションが届いたという方もいますが、その方の利用額は年間300万円を軽く超えるほどの額となっていました。

つまり楽天ブラックカードを作るためには、「長年に渡る年間100万円以上の継続利用」か「年間300万円を超える高額利用」のどちらかが必要になると考えられます。
他社プラチナカードのなかには年間100万円台の利用でも1~2年でインビテーションが届くものもあるので、楽天ブラックカードの基準は他社と比べてもやや厳しめであるといえるでしょう。
とはいえ一度手に入れればとんでもない還元率のポイントが付くようになるカードなので、最初のハードルが高いのは仕方がないと言えるかもしれません。

楽天ブラックカードを持つべきなのはこんな人!

・ポイント還元率の高いカードを手に入れたい方
・楽天グループでお買い物をする機会が多い方
・年間のクレジットカード利用額が高額になる方

ハッキリ言って楽天ブラックカードは、特典の内容自体が幅広いプラチナカードではありません。
他社プラチナカードほどグルメ・航空・ホテル関連の特典が無いため、特別なサービスを求める方にとっては少々物足りないカードになるかもしれません。

しかし楽天ブラックカードは、「ポイント還元率の高さ」という唯一無二のベネフィットがあります。
普通に使っているだけでもポイント還元率6%以上、さらに工夫すればポイント還元率は18%というあり得ないレベルにまで達します。
ANAマイルを貯めるためにも使えるため、クレジットカード選びでポイント還元率を重視する方には最適な一枚だといえるでしょう。

楽天のグループ会社でショッピングすることが多い方には特にオススメです。
このカードの真価は楽天グループ内で使ったときに発揮されるので、楽天市場・楽天ブックス・楽天トラベルなどを使う機会が多ければ多いほど得をします。

そして最後に重要なポイントですが…
楽天ブラックカードは、普段からクレジットカードの利用額が多い方に適したカードだということを念頭に置いてください。
一般枠カードでの利用額が少なければインビテーションも届きませんし、せっかく手に入れても利用額が少なければポイント還元のベネフィットも活かせないでしょう。

楽天グループ内で買い物をすることが多く、合計の利用額も多くなる方にとっては最高のプラチナカードになり得る楽天ブラックカード。
しかし特典の幅が狭いというデメリットがあることも事実ですので、上記の条件に当てはまらない方は他社のプラチナカードを目指したほうが賢明かもしれません。

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